計算ツール一覧

MOBILE CRANE ENTRY CHECK

移動式クレーン乗り入れ検討 使い方ガイド

移動式クレーンを躯体(スラブ・小梁・大梁)に乗り入れて施工する際の構造検討を自動計算するツールです。スラブは二方向板の格子梁モデル、梁は車輪荷重とアウトリガー反力の2ケースを比較し、中期許容応力度で照査します。

このツールを使う

入力項目

工事概要

検討部位—検討を行う部位名(例:1階スラブ、2階小梁)。計算書の見出しに表示されます。

検討条件(躯体・スラブ)

スラブ短辺有効スパン Lxmスラブ短辺方向の有効スパン(梁芯〜梁芯)
スラブ長辺有効スパン Lymスラブ長辺方向の有効スパン(梁芯〜梁芯)
スラブ厚 tmmスラブの厚さ。自重計算と有効せいの自動算出に使用
RC単位容積重量 γkN/m³RCの単位容積重量。通常 24〜25 kN/m³
養生鉄板の使用—「有」の場合、養生鉄板荷重をスラブ荷重に加算
養生鉄板荷重 wpkN/m²養生鉄板の単位面積あたり荷重。「有」の場合のみ加算
スラブ有効せい dx,dymm空欄で自動(dx=t−40, dy=t−50)。上書き可能

使用材料(中期許容応力度)

コンクリート設計基準強度 FcN/mm²コンクリートの設計基準強度
乗り入れ時の発現強度率—乗り入れ時期の強度発現率(0.5〜1.0)。Fc'=Fc×発現率として計算
鉄筋の鋼種(D16以下)—D16以下の鉄筋鋼種。中期許容応力度の算定に使用
鉄筋の鋼種(D19以上)—D19以上の鉄筋鋼種。中期許容応力度の算定に使用

スラブ配筋

短辺 端部上端 xe—短辺方向の端部(支点)上端筋。負の曲げモーメントに抵抗
短辺 中央下端 xc—短辺方向の中央下端筋。正の曲げモーメントに抵抗
長辺 端部上端 ye—長辺方向の端部(支点)上端筋。負の曲げモーメントに抵抗
長辺 中央下端 yc—長辺方向の中央下端筋。正の曲げモーメントに抵抗
ピッチmm各配筋の間隔

梁条件(小梁 / 大梁)

幅 B / せい Dmm梁の幅とせい(高さ)
スパン Lm梁のスパン長(梁芯〜梁芯)
載荷幅 a / 載荷スパン数 n—スラブから梁への載荷幅と連続スパン数。台形荷重算定に使用
有効せい ddmm梁の有効せい。圧縮縁から引張鉄筋重心までの距離
端部・中央主筋—梁端部と中央部の引張主筋の本数と呼び名
あばら筋—せん断補強筋の呼び名・ピッチ・段数
k1 / k2—端部・中央モーメント補正係数。連続梁のモーメントを調整
協力幅 ajmmスラブの協力幅。T形梁としての有効フランジ幅
方向—クレーン走行方向に対する梁の向き。「直交」または「平行」
アウトリガー—「有」の場合、OG反力で検討します
OG間隔—アウトリガー間隔の設定。「前後間隔」または「左右間隔」

使用重機・載荷条件

使用重機—機種選択で諸元が自動入力。手入力上書き欄で個別上書き可能
総重量 W / 車輪数 / 車輪荷重 P0—重機の基本諸元。機種選択で自動入力
車輪幅 a / 接地幅 b / 輪距 tr / 軸距 hom有効幅算定に使用する寸法
OG前後 / OG左右 / OG最大反力—アウトリガーの張出し寸法と最大反力
吊荷重 TloadkN吊り荷の重量
衝撃係数 imp—通常 0.25〜0.4。車輪荷重に乗じて検討用荷重とします
走行方向—スラブに対するクレーンの走行方向
載荷点数 nx, ny点x・y方向の載荷点数。1点または2点
アウトリガー作業方向—「斜め方向作業時」または「前方・側方作業時」
検討用OG反力 上書きkN空欄で自動=MAX(算定値, メーカー値)

検討結果の見方

総括

スラブ・小梁・大梁の全検定項目の判定を一覧表示し、NG項目数を示します。

スラブ

二方向板の格子梁モデルで固定荷重+積載荷重を算出し、曲げ・せん断・ひび割れを中期許容応力度で照査します。

小梁

車輪荷重(ケースA)とアウトリガー反力(ケースB)の大きい方を採用し、曲げ・せん断・ひび割れを照査します。

大梁

小梁と同様にケースA/Bを比較採用し、断面検討を行います。

曲げモーメント分布図

各部材の端部・中央の曲げモーメントを図示します。

計算書印刷

検討条件・各部材の検定表・総合判定をA4印刷用の計算書として出力できます。

使い方のヒント

  • 1使用重機を選択すると諸元が自動入力されます。手入力上書き欄に値を入れると優先されます(機種データは参考値)。
  • 2スラブ有効せい dx, dy は空欄で自動算出(dx=t−40, dy=t−50)。必要に応じて上書きできます。
  • 3梁の検討では車輪荷重(ケースA)とアウトリガー反力(ケースB)を自動比較し、大きい方を採用します。
  • 4検討用OG反力は空欄で自動算出(MAX(算定値, メーカー値))。手動上書きも可能です。
  • 5アウトリガー「有」の場合はOG反力で検討します。作業方向に応じて前後・左右間隔を設定してください。
  • 6NG項目がある場合は、配筋変更(スラブ)または梁下部へのサポート補強等の対策を検討してください。

共通機能

計算書の印刷

計算結果をA4印刷用の計算書として出力できます。

保存・読込

入力条件に名前をつけて保存し、再利用できます(会員機能)。

DXF出力

計算結果をDXFファイルとして出力できます(会員機能)。

ご利用にあたって

本計算ツールは添付資料の算定式に基づく参考値です。実際の設計にあたっては最新の法令・仕様書・メーカー技術資料をご確認ください。