MOBILE CRANE ENTRY CHECK

移動式クレーン乗り入れ検討を自動計算する構造計算ツール

移動式クレーンを躯体(スラブ・小梁・大梁)に乗り入れて施工する際の構造検討は、躯体の許容応力度を超えないことを証明する重要な検討です。task-fo(タスクふぉ)のクレーン乗り入れ検討ツールは、スラブを二方向板の格子梁モデルで、梁を車輪荷重とアウトリガー反力の2ケースで比較し、中期許容応力度で自動照査して印刷用計算書を出力します。

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移動式クレーン乗り入れ検討とは

移動式クレーン乗り入れ検討とは、移動式クレーンを建物の躯体(スラブ・小梁・大梁)の上に乗り入れて施工を行う際、クレーンの自重・吊荷重・衝撃による荷重が躯体の許容応力度を超えないことを証明する構造検討です。施工計画書の添付資料として提出が求められ、躯体の安全性を事前に確認する重要な書類です。

クレーン乗り入れ検討では、スラブは二方向板として格子梁モデルで解析し、小梁と大梁は車輪荷重(ケースA)とアウトリガー反力(ケースB)の2ケースを比較して大きい方を採用します。検討はコンクリートの中期許容応力度(乗り入れ時の強度発現率を考慮)で行います。

クレーン乗り入れ検討の検討フロー

クレーン乗り入れ検討は、以下のステップで進めます。task-foの計算ツールは、入力条件を設定するだけで全ステップを自動計算し、総括判定を出力します。

  • 検討部位(スラブ・小梁・大梁)とスパン・断面を入力
  • 使用重機を選択すると諸元(総重量・車輪荷重・アウトリガー反力)が自動入力
  • コンクリート設計基準強度と乗り入れ時の発現強度率を入力
  • スラブ配筋(端部上端・中央下端)とピッチを入力
  • 梁の主筋・あばら筋・有効せい・協力幅を入力
  • 車輪荷重(ケースA)とアウトリガー反力(ケースB)を自動比較
  • 曲げ・せん断・ひび割れを中期許容応力度で照査
  • 総括判定と各部材の検定表を計算書として出力

スラブの検討(二方向板・格子梁モデル)

スラブの検討では、短辺と長辺の有効スパンから二方向板として格子梁モデルで解析します。固定荷重(スラブ自重・養生鉄板)と積載荷重(クレーンの車輪荷重)を算出し、端部上端筋と中央下端筋の曲げ・せん断・ひび割れを中期許容応力度で照査します。

スラブ有効せいは空欄で自動算出(dx=t−40, dy=t−50)され、必要に応じて上書きできます。養生鉄板を使用する場合は、その荷重をスラブ荷重に加算して検討します。

梁の検討(小梁・大梁)

小梁と大梁の検討では、車輪荷重(ケースA)とアウトリガー反力(ケースB)の2ケースを自動比較し、大きい方を採用して断面検討を行います。梁の幅・せい・スパン・有効せい・主筋・あばら筋を入力し、曲げ・せん断・ひび割れを中期許容応力度で照査します。

アウトリガー「有」の場合はOG反力で検討し、作業方向に応じて前後・左右間隔を設定します。検討用OG反力は空欄で自動算出(MAX(算定値, メーカー値))され、手動上書きも可能です。

使用重機の選択と諸元の自動入力

task-foのクレーン乗り入れ検討ツールでは、使用重機をドロップダウンから選択すると、総重量・車輪数・車輪荷重・車輪幅・接地幅・輪距・軸距・アウトリガー寸法・最大反力などの諸元が自動入力されます。手入力上書き欄に値を入れると優先され、機種データは参考値として扱われます。

吊荷重・衝撃係数・走行方向・載荷点数・アウトリガー作業方向を設定することで、実際の施工条件に即した検討が行えます。

クレーン乗り入れ検討の注意点

クレーン乗り入れ検討では、コンクリートの強度発現率が重要です。乗り入れ時期に応じた発現率(0.5〜1.0)を入力し、Fc'=Fc×発現率として中期許容応力度を算出します。早期乗り入れの場合は発現率が低くなるため、許容応力度が下がり、NGとなる可能性が高まります。

NG項目がある場合は、配筋変更(スラブ)または梁下部へのサポート補強等の対策を検討してください。task-foの計算ツールは、総括画面でスラブ・小梁・大梁の全検定項目の判定を一覧表示し、NG項目数を明確に示します。

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